日産デイズは、NAでも十分走る
トムおやじは、2月に日産マーチから日産デイズに乗り換えた。
訳あって、車種指定色指定で、グレードの選択もできなかったので、日産デイズの最下位クラスの「J」だ。
当然、NAエンジンでタコメーターもついていない。
納車までの間に、ネットで調べると、日産デイズの走りには「トロイ」の記事ばかりだったので、正直落ち込むが、調べている中で「乗り手の技量次第で軽快に走る」という記事を見つけた。
つまり、日産デイズの特性を理解して運転すれば良いということだ。
トムおやじは、昔陸送をやっていたので、大型トラックからスポーツカー、そして軽までありとあらえる車種に乗っていたので、車の特性にあわせた走り方が出来る。
ラリーをやっていたこともあり、大型トラックで峠道でドリフトをたしむことも出来る。
トロイ車・・・ディーゼルエンジン車の走り方をすれば、それなりに走るだろうと想定した。
納車の日、デーラーから自宅に帰るために走り始めて、まず感じたのは、アクセルレスポンスの悪さ。
スポーツモードに切り替えると、それなりにレスポンスは上がるが、エンジン音がうるさく、さほど早くない。
日産デイズがトロイと言う酷評の要因はこれだなと感じた。
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日産デイズに乗ってみて分かった、意外な走り
トロイ車には、ディーゼルエンジン車の走り方というのは、ディーゼルエンジン車は、一反回転を落とすと、再び回転を上げるのには時間がかかるということ。
つまり、日産デイズをそれなりに走らせるには、パワーバンドを維持する走りをすれば良いということ。
大型トラックが高速道路で追い越しをするときに「溜め」を使うのと同じことですね。
幸いなことに、軽のエンジンはロングストロークが多い中、日産デイズのエンジンは、三菱のアイ・ミーブのエンジンを使っている。
アイ・ミーブのエンジンは、ショートストロークなので、回転の立ち上がりが早いということ。
つまり、パワーバンドは維持しやすいということですね。
その代わり、ロングストロークみたいにトルクは出にくいので、回転落とすと辛い。
ということで、パワーバンドを維持して走ると、日産デイズは前振りの悪評を覆して、こりゃ結構走ります。
日産デイズの実際の走行は
トムおやじの住んでいるところは台地の端で、平地も多いが坂道も多い。
通勤では、結構坂道を通るので、NAの日産デイズでまともに走れるかと心配したが、溜を使えばグイグイ登ります。
納車から4ヶ月たち、あちこちの坂道登ってますが、きちんと加速して登っていきます。
以前乗っていた、NAのダイハツタントと比べると、技術の進歩を感じます。
上り坂で、前方車が遅いと、流石に溜めが使えなくなると、ターボ車ほど加速はしないけど、思っていたほどの酷さではなく、普通に流れに乗れるところが、驚きです。
トムおやじは、月に一度は片道120キロ高速を使って走る。そのうちの100キロは全て高速道路なので、この走りが気になっていたが、これまた結構走る。
夜間の常磐自動車道では、だいたい120キロ巡航が可能で、追い越しも普通にできる。
流石に日中の混んでいる東名高速だと、抜くタイミングは溜めを使わないと厳しいが。
ただ、軽の特性上、横風に弱い。
トムおやじは、ラリーをやっていた頃に積載オーバーのシャコタン状態のサービスカーで高速走行をして、触れだすとどうなるか知っているので、横風に煽られと肝をつぶす。
最高速は、メーター読みではあるけど、常磐道なら135キロまでは出した。
さすがの、その速度を維持するのはNAの日産デイズでは厳しいけど、120キロ巡航なら維持できる。
深夜の常磐道は、ガラ空きながら、NAの日産デイズに抜かれて良いのか?と思いながら、ごぼう抜きしたりして楽しんでいます。
※トムおやじは、還暦を過ぎています。
まとめ
車が遅いか早いかは、自分の車が貴方の運転欲求にあっているかによって、感覚的に左右される部分です。
もちろん、物理的な速さであれば、大排気量エンジン車や、スポーツカーには叶うものだはありませんが。
トムおやじは、若いころ箱根の下りで、軽トラックでスカイラインを追い抜いたこともあり、下り坂では腕の差、上り坂と平坦路では、車の性能差と思ってます。
日産デイズの楽しみは、一般道で直線でもカーブでも同じ速度で走る、アベレージ走法を楽しみます。
直線で追いつかれても、カーブで引き離すというやつね。
そんな走り方をしないでも、日産デイズは街乗りから、高速走行までNAでも十分走ってくれるので、ある意味期待を裏切ってくれました。
次の記事では、日産デイズが何故「トロイ」と言われるのか、その理由について書いてみようかと思っています