日産デイズの走りが酷評される理由
トムおやじのマイカー、日産デイズ「J」は、NAエンジンの軽自動車だ。
購入直前にググってみて、走らない、走りが悪いと書かれていたので、ビビっていたが、なあある程度車速が乗ってしまえば、ちゃんと流れに乗れるし、逆だって普通に上がるし、高速でも追い越しできる。
走りの悪さを指摘すべきは、出だしの加速だと明言できるほど、明らかに良くない。
日産デイズの出だしの加速が悪く、走りを酷評されるのには、明確な理由がある。
それは、日産デイズが搭載しているエンジンが、三菱の「i」に採用されていた、
この3B20型のエンジンは、三菱iの後部ラゲージスペースに収めるために、高さを取れずに、シリンダー部を斜めにしたエンジンだ。
出典:usjvp.info
日産デイズにも搭載されているこの3B20型のエンジンは、高さの制約故に、他の軽自動車が採用している、ロングストローク型エンジンではなく、クロスストローク型のエンジンになっている。
出典:ktc.co.jp
この図から見ても分かるように、与える力(燃焼によりピストンを押し下げる力)Fが同じなら、スパナの腕の長さ(ピストンが上下するストローク)Lが長いほうが、より大きいトルクが発生する。
つまり、ロングストロークに比べ、クロスストロークが若干短いために、トルクが出にくいエンジンだということ。
これは、あくまでも出だしでの話で、ある程度車速が乗ってくると、クロスストロークのほうが、レスポンスが上がるので、トルク不足を補えるので、実際車速の乗った、日産デイズは流れに乗れて、坂も上り、高速で追い越しも出来るだけのポテンシャルを発揮する。
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日産デイズので出しを遅くするもう一つの理由
日産デイズの走りを悪くするもう一つの要因が、実は影響が大きい。
昔は、アクセルペダルに、スロットルワイヤーがついていて、アクセル開度に応じてスロットルがダイレクトに開閉していた。
今の車は、アクセルの開度を、ECUと言うコンピュータに伝えて、ECUは車速、気温、その他諸々の諸条件を判断して、スロットル側のモーターを制御して、スロットル開度を調整している。
つまり、今アクセル全開にすると思って踏み込んでも、ECUが今は前回は必要ないと判断すれば、日産デイズのスロットルを全開にはしてくれないという仕組みだ。
このECUの制御は、通常は乗り心地を考慮して最適な設定がされるはずなのだが、三菱には例の「燃費偽装」という大きな問題がある。
つまり、ECUの制御によって、スロットルの開度は燃費優先側にも、走り優先側にも持っていけるというわけです。
三菱さんの設計者が、意図的にECUを制御していたという根拠はなく、あくまでも、トムおやじの推察ですけどね。
まあ、日産デイズの走り(出だし)の悪さの要因は、もう一つ
日産デイズに限らず、最近の小型車はCVTを採用している。
CVTの癖で、出だしのモッサリ感は拭えない。
でも、走りだしたらグイグイ加速していくので、出だし以外はCVTは悪くはない。
日産デイズの走りの酷評の原因を整理すると
日産デイズの走り(加速)が悪いと言われるのは、スロットル自体が、アクセルと直結していないので、スロットルの開度は、ドライバーの意に関せず、ECUが判断して制御している。
ドライバーは、ECUにスロットル開いてくれと、指示しているに過ぎないのが、一番の問題であると、トムおやじは考える。
86みたいなスポーツカーだと、ECUの味付けは走り側にあるんだろうけど、軽自動車なんかは、まさに燃費優先側になっているはずなので、困ったものです。
エンジンの特性上トルクが弱いとか、CVTの特性を理解したアクセルコントロールが要るとかは、もはや選択の自由がない以上、いかんともしがたい部分ではあります。
ということで、
このECUの制御を、ドライバーの意思側に振れれば、トロいと言われる日産デイズの走りを改善できるのでは?
と、トムおやじは考えているのです。
ECUを騙して、日産デイズの走りを改善する
以前は、ECUのプログラム自体を書き換えるという、極めて危険でリスクの高い方法がありましたが、
今は、スロットルコントローラーと言う製品が市販されています。
原理は簡単で、アクセル開度の信号を、走り優先なら増幅させてECUに送り、燃費優先なら、アクセル開度の信号を減少させてECUに送るというものです。
出典:systechw.com
取付は、日産デイズ用の車種別のコネクターがあるので、全てカプラーオンで、面倒な配線工事もなく、ちょっとしたDIY感覚で取り付けできます。
これを取り付ければ、日産デイズの走り出し時のもたつきを、改善できるはずだと、トムおやじは考えています。
つまり、スロットルコントローラー(以後スロコンと称する)を、走り側に設定すれば、本来のアクセル開度でも、ガバッと踏み込んでいるとECUに伝達するわけです。
当然、燃費は悪くなるとは思いますが、軽にリッター30キロを、トムおやじは求めていないので、関係ないですね。
もちろん、改造ではあるので、そこまでしなくてもとお考えの読者は、スルーして下さいね。
まとめ
トムおやじの愛車、日産デイズの走り出しの悪さを、CVTの特性を理解したアクセルワークで、なんとかごまかしてきた、トムおやじであるが。
やはり、根本的な改善は必要だろうと、対策を考えてみた。
次回の記事では、色々なメーカーから出されている、スロコンをとむおやじなりに比較検討して、ベストチョイスを決めてみようと思っている。
もちろん、購入装着後は、DIY記事も乗せる予定だよ。