不規則な労働時間よりも怖い睡眠不足による過労死!
長時間労働 過労死 睡眠
トムおやじの仕事は、超変則型のシフト勤務で夜勤もある。
遅番の次の日が早番なんて日もある。そんな時は確実に寝不足に陥る。
過労死の要因は、実は睡眠不足から来る、疲労の蓄積と言う話もある。
この記事の構成
過労死の原因は不規則な労働時間や長時間労働と思われているが
出典:いらすとや
一般的に過労死といえば、過度な長時間労働や、休みが無いなどの勤務の連続で、精神的にも肉体的にもボロボロになって、脳溢血や心臓麻痺などで突然死することと言われている。
この過労死というのは、日本独特の状態で、欧米にはない日本独特な状態であり、英語でも「karoushi」と表現される。
大体、一月の残業時間が80時間を超えて、それが半年も続くと危ないと言われている。
日本独特な「過労死」は、日本の企業風土が持つ特有なこととして、この過剰勤務により体にどんな負担がかかるのか、考えてみよう。
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過労死の本質的な原因は、疲労の蓄積
過労死に至る直接的な死因は、「心疾患」「脳疾患」「自殺」等にわけられます。
過労死の死因「心疾患」とは
心疾患とは、心筋梗塞や急性心不全、狭心症と言われるもので、過労死の死因の7割近くを締めています。
過度のストレスや疲労で、心臓への負担が強まると、心疾患の危険性が増します。
過労死の死因「脳疾患」とは
出典:www.clickertraininghund.com
過労死で心疾患以外の大半は、くも膜下出血や脳出血、脳梗塞などの脳疾患と言われています。
過労死に至る要因は、やはり疲労の蓄積
釣果労働が積み重なってくると、ストレスが溜まりイライラしてきて、感情の起伏や睡眠が不安定になり、全身の疲労感もたまり、やる気や集中力の定価にも繋がる。
気力が落ちてくると、単純なミスを犯しやすくなり、ミスの連鎖も繰り返されやすくなり、更にストレスが増加していく。
慢性的な肩こりや首の痛みが出始めると、要注意状態になる。
胸の痛みや手足のしびれが見られるようになると、それはもう危険シグナル。
すぐに、心臓疾患や脳疾患に発展するので、注意が必要だ。
疲労が蓄積されるのは、睡眠不足の積み上げ
出典:healthil.jp
労働災害の認定では、当事者の時間外勤務や休日出勤の量に目が行きがちですが、実際には疲労の蓄積を解消するだけの睡眠時間が取れているかが、重要な要素となっている。
睡眠時間と睡眠の質は、相互に深い関係があり、どちらも蓄積疲労の解消には重要な要素と言えます。
ノンレム睡眠とレム睡眠があることはご存知ですね。
疲労回復に効果があるのは、レム睡眠の方で、睡眠時間を削って、このバランスが崩れると、神経が高ぶり、心拍数の増加や血圧の上昇を引き起こし、体へ過剰な負荷がかかることが知られています。
この状態が続くと、脳疾患や心疾患につながり、命を落とすことになりかねません。
過労死を避けるための睡眠の見直し
睡眠時間が短いほど、本能が必要な作業に対する反応が3日目に低下するようです。
つまり、3日に一度は睡眠を確保しないといけないようです。
特に、夜勤やシフト勤務など、体内時計に合わせて眠るべき時間に眠れない人には、この傾向は強くなりそうです。
質の良い睡眠をとるには
● 頭の温度を下げること。昔から頭寒足熱が良いとされている。
- ● エアコンは、程よく使い、体を必要以上に冷やさない。
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● 部屋は暗くする。
● 寝る前には、食べない(少なくとも3時間前)
● 統計上の理想的な睡眠時間とされる7時間半は眠る。
● 寝る前に、パソコンやスマホの画面を見ない。
● 仰向けで、手足を伸ばしてリラックスした状態で眠る。
● 寝る前にぬるめのお湯などで適度な水分を取る。
● 睡眠前の軽いストレッチ。
快適なスミングッズも効果的
まくらや、布団、マットレスなどに気を使うのも、質の良い睡眠には大事かも。
まとめ
今回は、夜勤もあるシフト勤務をしているトムおやじも陥りがちな、超過勤務による過労死には、実は睡眠不足が影響していると言う切り口から、記事を書いてみました。