民衆の敵、ドラマが延期になった、本当の理由
いよいよ、篠原涼子が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(毎週月曜21:00~)が今日から始まります。
このドラマ、当初は16日からスタートの予定だったんですが、おりからの衆院解散選挙の期間とかさなり、「民衆の敵」ドラマの1話が選挙戦からスタートだったので、延期が決まったという話です。
その辺の本当の理由について、ちょっと調べてみました。
この記事の構成
「民衆の敵」ドラマの概要
「民衆の敵」ドラマ企画の訳
「民衆の敵」ドラマは、フジテレビの「月9ドラマ」で、リアルな女性像を描くと定評のある、黒澤久子が脚本を担当して、篠原涼子を主演にキャストした作品です。
脇を固めるのは、石田ゆりこや高橋一生と、キャストも豪華です。
草ヶ谷大輔プロデューサーは、日本をはじめ海外の政治活動においても、女性政治家の活躍が増えてきており、女性を主人公とした政治ドラマも面白いと思って企画したそうです。
草ヶ谷プロデューサーが、「民衆の敵」ドラマの入り口を探していたときに、偶然本屋で「市議会議員になる方法」と言う本を見つけたそうです。
この本には、「市議会議員は1.2人に1人の確率で当選する」と書いてあり、しかも年俸も公開されていた。
さらに「高額報酬で、当選確率も高い、普通に就職活動するよりも現実的な選択肢だ」と書いてあり、「イケる」と踏んで、「民衆の敵」ドラマの入口を決めて、企画をスタートしたそうです。
メインキャストの佐藤智子について
「民衆の敵」ドラマで篠原涼子が主演を務める佐藤智子は、設定にありがちな「貧乏」や「不幸」ではなく、時給950円のパートで働く、ごく平凡な生活をしている主婦という設定。
そんな普通の主婦が、「今以上の幸せを求めてもいいんじゃないか?」と言う発想で市会議員に立候補しちゃうという話です。
時給950円と言う設定は、都心の最低賃金が950円前後というとこから来ています。
最低賃金での“幸せ”より、さらに上の“幸せ”を目指したいと思った智子が、市議会議員の報酬950万円という金額に目がくらみ、市議会議員へ立候補します。
主演の篠原涼子は
篠原涼子は、オファーの際に「私は政治が分からないのでできないと思います!」ときっぱりいったそうです。
草ヶ谷プロデューサーは、そんな篠原涼子に
「それでいいんです! 主人公の智子も政治を知らないからこそ、どう動いていくのかというところにドラマがあるので勉強もしないでください! まさに『知らない』ということがこの役には必要なんです!」
とオファーしたそうです。
「おかしくないですか!?」
「民衆の敵」ドラマは、正式には「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」といいます。
「おかしくないですか!?」と言うフレーズは、主人公の智子の決めぜりふになっていて、ほぼ毎回登場するフレーズです。
普通の主婦、智子が介入することになった議員たちは
議員になれても、任期が来ればまた議席を争うというのが本来の議員同士の関係です。
全員が味方であることがあり得ない政治の世界の中に、政治ド素人の智子が入ったときに、その既存の政治の考えた方や常識は崩壊するというところが、「民衆の敵」ドラマの見どころでもあります。
草ヶ谷プロデューサーは、智子が現れたことで、政治にまだ染まり切っていない新人議員たちはどのように結集していくのか、簡単にみんなが一つになるわけではないので、誰が敵で、誰が味方かに注目して見ていただければと話しています。
第1話で注目してほしいポイント
草ヶ谷プロデューサー曰く、未発表の隠しゲストが居るとのこと!!
ドラマ開始1分で“今人気急上昇中の俳優”が、そして開始5分で、“主演級の女優”が登場するので、見逃さないようにドラマのオープニングから注目してくださいとのことです。
「主演級の女優」は智子がパートで働いているコールセンターに潜んでいるらしいです。
主演の篠原さんと同世代の方々に見ていただいて「大人が見られる“月9”がついに登場!」という意気込みを、草ヶ谷プロデューサーが語っていました。
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篠原涼子の選挙活動があの政党に類似
「民衆の敵」ドラマは、普通のパートで働いている智子という女性が、ある日「今以上の幸せを求めてもいいんじゃないか?」と市議会選挙に立候補するというストーリー。
フジテレビは、「民衆の敵」ドラマが延期になった理由を、「当該ドラマは第1話に選挙のシーンがあり、当初予定しておりました10月16日(月)が衆議院選挙公示期間中にあたることから、総合的に判断し、変更することにいたしました」
としていますが。
どうも、篠原涼子演じる主人公の佐藤智子がスーパーヒーロー主婦政治家をイメージして、どうしても現在の東京都知事の政党に類似する感じがします。
現東京都知事といえば、「小池百合子」。
小池百合子が代表を務めるのが「希望の党」。
小池百合子は、自民党を離れて東京都知事選に出馬して、見事都知事に就任。
その後のパフォーマンスは、ことごとくニュースになり、有権者が「民衆の敵」ドラマを見て、衆院選挙の投票に大きく影響を与えかねないという、政治的な力が働いて、放送延期になったのではという味方が強いですね。
つまり、選挙で小池百合子率いる「希望の党」の躍進を、最も嫌がる政党が有ったということですね。
安倍総理とフジテレビ会長の仲
実は、自民党総裁の安倍晋三と、フジテレビ会長の日枝久は、一緒に食事やゴルフをするほどの仲だそうです。
安倍首相の甥っ子が今年4月からフジテレビに勤務するという異例のことすら起きているほどの関係です。
となれば、安倍晋三が「希望の党」の躍進を気にしている中、「民衆の敵」ドラマが投票に与える影響を危惧して、放送日の変更をフジテレビ会長の日枝久に頼んだのではないと考えてもおかしくはないですね。
「民衆の敵」ドラマが延期になった、本当の理由って、以外にもこんな政治的理由だったかもしれませんね。
衆院選挙蓋を開ければ
既存政党が、小池百合子率いる「希望の党」の躍進を危惧して、圧力をかけて「民衆の敵」ドラマの放送開始を延期させるまでもなかったですね。
衆院選挙も蓋を開けてみれば、小池百合子率いる「希望の党」は惨敗。
選挙期間中の小池百合子自身の発言や行動で、不信を招き支持離れは加速し、勢いも急降下。
事実、わたしも当初は検討していましたが、結果的には野党勢力は分散し、折からの台風21号の影響もあり、投票率も過去最低という結果。
投票率が低ければ、強固な組織票を持つ政党有利と言われるので、自民党圧勝は見えていましたけどね。
まとめ
今回は、「民衆の敵、ドラマが延期になった、本当の理由」と題して、政治ドラマに政治的介入が有ったのではという記事を起こしてみました。
また次回をお楽しみに。