土星の輪の正体に迫る、土星探査機カッシーニの画像がすごい!
土星の輪 正体 土星探査機カッシーニ
1997年にNASAが打ち上げた、土星探査機カッシーニが、燃料が尽きる前の最終ミッションとして、2017年4月下旬までにF環の端を20回かすめる軌道に入った。
今まで、土星やその衛生について、数々の謎を解き明かしてきたが、今回謎が多かった土星の輪の神秘の解明に、土星探査機カッシーニが成果を上げるか楽しみだ。
土星の輪の正体に迫る、土星探査機カッシーニ
地球を含み太陽系の天体の中で、天体望遠鏡でも見えるはっきりとした輪を持っているのは土星だけ。
土星の輪については、現在では数十億にも及ぶ塩粒ほどの大きさから大きな山ほどの大きさの氷や岩で出来ていると判明している。
今まで、土星の輪は9つの輪に別れると思われていましたが、土星探査機カッシーニが観測した結果、輪の数は30以上もあることが分かってきました。
今までは、一つの輪と思われていたのが、複数であったり、今まで見えてなかった輪があったりと、土星の輪の神秘の解明に迫りました。
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土星探査機カッシーニとは
土星探査機カッシーニは、1997年にNASAが打ち上げ、2004年の6月に土星周回軌道に乗った。
「ホイヘンス」というプローブを、土星の衛星タイタンに、2005年1月に着陸させている。
NASAは、当初4年間で土星探査機カッシーニの探査活動を終了する予定であったが、カッシーニの状態が予想よりもよく燃料にも余裕があるため、探査期間を延長した。
土星探査機カッシーニの燃料も尽き始めたので、最終ミッションとして、土星を周回しながら土星と土星の環の観測することになり、2017年4月下旬までにF環の端を20回かすめる軌道に入った。
今回の、輪の画像はその一環として撮影されたものだ。
出典:buzzap.jp
これだけ、土星の輪に近づいたのは、カーク船長のエンタープライズ号位ですね。
そもそも、土星の輪の正体って
土星の輪は、現在直径28万キロで、厚みが20メートル程度と言われています。
カッシーニの観測で、輪の成分は塩粒ほどの大きさから大きな山ほどの大きさの氷や岩と判明しています。
輪の成り立ちについては、いろいろな説があり科学的に実証されたわけではありませんが、有力なのは
木星の衛星が、他の天体と接触して破壊されて土星の引力で輪になったという説。
また、土星の衛星が、土星の重力によって生じる潮汐力で土星が近寄り、破壊されrたという説。
木製に近づいたシューメーカーレビー彗星が、バラバラに破壊されて吸い込まれたことで、実証されています。
土星の輪は、半日から1日という非常に早い周期で公転しています。
しかし、あの美しい輪はどうやって維持されているのでしょうか?
実は、土星の輪の中には「羊飼い衛星」と呼ばれる小さな衛星が存在し、輪と一緒に公転しています。
この羊飼い衛星の重力と、輪の氷の塊などの重力とが、微妙なバランスを保って、きれいな輪を作り上げていると推測されています。
この辺の神秘な謎も、土星探査機カッシーニの最終ミッションで明かされていくことでしょう。
まとめ
今回は、土星探査機カッシーニの最終ミッションで、土星の輪の神秘の謎が解き明かされかもしれないという記事を書いてみました。