インフルエンザ流行、2017/2018のピークと対策

間もなく、今年もインフルエンザのシーズンがやってきます。

インフルエンザの予防注射は高いくせに、注射してもインフルエンザにはかかる。

手洗いうがいも、正しくやらないと意味はない。

高齢者にとっては、死と継る危険性もある。

そんなインフルエンザについて、ピーク時期と対策について書いてみた。

2017/2018年のインフルエンザ流行とピークについて

 

間もなく、インフルエンザが猛威を振るう時期が始まります。

インフルエンザの流行時期は、大体が1月~3月になります。

そして、例年では1月~2月がピークになる傾向があります。

冬にインフルエンザが猛威をふるうのは

インフルエンザウイルスは、温度15℃以下・湿度20%前後の環境が最も生存しやすいと言われています。

そのため、気温と湿度の低い冬にインフルエンザの感染者が増えます。

鼻や喉の粘膜は、線毛という毛に覆われています。

この線毛は、ウイルスなどの異物を体内に侵入するのを防ぐ「フィルター」のような働きをしています。

気温が低くなると、体内の熱を外へ逃さないように鼻や喉の血管が収縮することで、線毛の働きが鈍くなるのです。

そうすると、ウイルスが体内に入り込みやすくなり、感染のリスクが高まります。

2017/2018年のインフルエンザの流行は

さて、では2017/2018年はどうでしょうか?

今季は、すでに9月の時点で福井県が流行期に入ったと発表されています。

今季も予想されるピーク時期は、1月~2月のようで、3月半ばには収束の方向と見られています。


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インフルエンザ予防注射について

インフルエンザと聞いて、最も気になるのが「予防注射」ですね。

インフルエンザの予防注射には、効果があるのかというところが気になります。

実際、予防注射を打っていても、インフルエンザにかかる人は結構居ます。

インフルエンザの予防注射の効果

実は、インフルエンザの予防注射には、感染を予防する効果はない。

感染とは、ウイルスが鼻や口の粘膜から体に入り細胞内で増殖することだ。

とはいえ、厚生労働省の研究班の報告によれば、インフルエンザの発症と重症化を抑える効果はあるという。

そもそもインフルエンザワクチンは、接種を受けた人の体にウイルスを排除する抗体を作り、同じウイルスが入ってきたときにそれを攻撃して発症や重症化を抑えるものなのだ。

研究班の分析では、65歳以上の高齢者はインフルエンザワクチンの接種によって発症リスクを34~54%、死亡リスクを82%減らせる。

また、0~15歳では1回接種で68%、2回接種で85%、16~64歳では1回接種で55%、2回接種で82%の発症予防効果があったとする報告もある。

インフルエンザワクチンに関しては乳幼児や高齢者は抗体ができにくいうえ、インフルエンザウイルスは毎年少しずつ顔つきを変化させる。

そのため、予防接種を受けていても発症したり、インフルエンザに1回かかった人でもまた翌年かかったり、同じ年にA型インフルエンザとB型の両方にかかって2回もインフルエンザに苦しんだりといった事態が起こる。

わざわざ高いお金を払って、予防注射する価値があるか

先にも述べたように、インフルエンザの予防注射には、感染を予防する効果はない。

その代わりに、発症リスクを減らせると言う効果が望める。

この効果は、高齢者に至っては、死亡リスクを82%減らせる。

簡単に言えば
「インフルエンザ予防注射をしない人はした人と比較して2.5倍インフルエンザに感染するリスクが高まる」

ということなのだ。

受けるべき人の立場や、仕事や環境なので、このリスクと注射代を天秤にかければ良いのではと思います。

インフルエンザ対策について

 

まずは、インフルエンザ予防注射

 

前にも言いましたが、インフルエンザの予防注射には、感染予防の効果はありません。

あくまでも、発症リスクの低減にすぎないのですが、これはこれでインフルエンザの予防対策の柱ともいえますね。

感染予防の基本は、手洗い

インフルエンザを発症した人が触ったところには、ウイルスが付着している可能性が高いです。

インフルエンザウイルスが付着しているものに触ってかんせするのが「接触感染」と言います。

手洗いとは、手についたインフルエンザウイルスを洗い流して、この接触感染を予防するための、インフルエンザ予防対策の基本中の基本とも言えるべき、対策です。

これも、ただ手を洗えばよいというのではなく、徹底的にウイルスを洗い落とすために、指や爪の間、手首までもきっちりと洗います。

マスクの着用

 

次に、空気中に浮遊しているインフルエンザウイルスを吸い込むことで感染するのが、「飛沫感染」と言います。

そこで、マスクをすることになります。

マスクも、隙間なくきちっと装着しないと、隙間からウイルスが侵入してくるので、注意が必要です。

マスクの対策でのポイントは、なるべくインフルエンザのそばに近寄らないということです。

また、インフルエンザかなと思った時には、すぐにマスクをした上で、人に向けて咳をしないなど、エチケットも必要です。

すぐに医者に行きましょう。

意外とうがいには効果がない

 

風邪の予防には「うがいが効果的」というのは常識です。

ところが、うがいは「インフルエンザの予防にはまったく効果がない」と厚生労働省が言っています。

インフルエンザの場合は、ウイルスが気道に付着してから20分という短い時間で体内に入り込み、増殖していきます

そのため、うがいで予防するためには、20分ごとにうがいをしなければ効果がありません。

日常生活において、20分毎にうがいをするなんて言うのは、まず不可能なので、「うがいは、インフルエンザ予防に効果なし」となるわけです。

 

インフルエンザは高齢者にとっては致命傷になり得る

 

厚生労働省のデータによると、インフルエンザによる死亡者数は、平成16年から26年にかけて約100〜1,000人といわれています。

さらに、インフルエンザを直接の原因とはしなくても、インフルエンザから肺炎などの合併症を引き起こして死亡につながる超過死亡数は、多い年で1万人を超えているともいわれています。

通常、インフルエンザにかかる年齢の多くは15歳以下の子供ですが、インフルエンザ関連による死亡者は65歳以上の高齢者が圧倒的に多くなっています。

高齢者がいかにインフルエンザにかからないように注意すべきということですね。

高齢者の場合、加齢や持病の影響による免疫力の低下から重症化しやすく、肺炎や気管支炎など合併症をおこす確率も高くなります。

合併症の中でも肺炎はインフルエンザに関する死亡原因の約6割を占めています。

高齢者の中でも呼吸器に慢性の疾患のある方や、心臓病・腎臓病の方、糖尿病の方は肺炎を起こしやすくなっているのでご注意ください。

また、高齢者の中でも、認知症などの病気の場合は、予防対策も発症時の治療も難しいケースがあるので、如何にインフルエンザにかからないようにするか、周囲の支援も必要になります。

まとめ

間もなくインフルエンザのシーズンを迎えるので、2017/2018年の流行の予想や、対策について、記事を起こしてみました。