『隣の家族は青く見える』が妊活女性の共感を得る理由

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『隣の家族は青く見える』が妊活女性の共感を得る理由

1月25日、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)第2話が放送され、深田恭子&松山ケンイチ演じる五十嵐夫婦の不妊治療がスタートした。

妊活経験者からは共感の声がネットにも上がり始め、妊活経験した女性や、妊活中の女性の共感や、子供を持つ持たないというテーマにも踏み込んでいるだけに、様々な女性の共感を得始めているようだ。

『隣の家族は青く見える』とは

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『隣の家族は青く見える』と言うドラマは、コーポラティブハウスという新しい発想の共同住宅で暮らす、4組の世帯の葛藤を描くホームドラマです。

ただ、そのコーポラティブハウスで暮らす面々は、それぞれ独特な感性と個性を見せる。

「妊活に励む夫婦」を、五十嵐奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)。

「子供をつくらない方針のカップル」を、杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)と川村亮司(平山浩行)。

「幸せを装う夫婦」を、小宮山深雪(真飛聖)と小宮山真一郎(野間口徹)。

「男性同士のカップル」を、広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(北村匠海)。

これら4組のカップルが、「妊活」であったり、「子どもを持つor持たない論争」であったり、「女性の働き方」であったりと、女性目線での問題を描いていくところが、『隣の家族は青く見える』が妊活女性の共感を得るところでもあります。


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『隣の家族は青く見える』に見る、「子どもを持つor持たない論争」

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「マクロビ(マクロビオティック)でグルフリ(グルテンフリー)だから~」と手作りスイーツを奈々やちひろにお裾分けする深雪は、自分の考えがすべて正しいと思い込んでいる専業主婦です。

さらに深雪は、自分の考えを他人に押し付けようとする強引さも見せる。

深雪は、「女性は子供を生むべき」と主張するが、「子供をつくらない方針」のちひろとは反りが合わない。

ちひろは「働いてるってだけで十分社会貢献してるのに、他人の尻ぬぐい(産休中の女性の穴埋め)までしてるんだから、文句言われる筋合いないと思いますけど!」と深雪と真っ向勝負の論戦になる。

深雪は、産休制度の利用が当たり前の「権利」と主張するが、対するちひろは「子どもを持つ、持たないも“権利”であって“義務”じゃない」と主張する。

ここで問題になっているのは、「どんな人にも選択の権利があり、選ぶ道に正解、不正解はない」ということ。

女性にとっては、「子ども」を持つことが当たり前なのかどうかという視点で、考えさせられてしまう。

『隣の家族は青く見える』に見る、女性の働き方

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さらに、「子ども」を作った女性にとっては、「産休」を取るかどうかでも悩みのタネとなる。

「同僚に迷惑をかける」「産休後に時短勤務で復帰するか」「子どもの急病で休まなければいけない」・・・

こうした問題に、子育て中なんだから「当たり前の権利」と、果たして主張できるのか?

私の職場は、女性が多い職場で、いやがおうにもこうした問題には直面する。

私の職場では、働きに来てもらえるだけでも良しとするので、休んでもらってもかまわないのですが、社会一般的にそう考える職場はどれだけあるのか?

子どもを持つ、持たないは自由。にも関わらず、どちらを選んでも生きづらさを感じる世の中に、女性はどうやっているのだろうか、気になってしまう。

『隣の家族は青く見える』では、女性のこうした「あたり前なのになかなか受け入れることのできないこの課題」にも切り込んでいる。

『隣の家族は青く見える』に見る、失業した夫

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深雪の夫・真一郎は、商社マンだったのだが、海外赴任ばかりの仕事がイヤになり、家族と一緒に過ごしたいとの思いから早期退職に踏み切った。

深雪にとっては、まさに「寝耳に水」で、夫の気持ちを汲み取るどころか、「失業保険なんて商社時代の給料の半分以下なんだから。早く再就職してよね」と責め立てる。

さらに世間体も気にして、子どもの手前出勤しているように夫に強制する。

さらりと見ている限りは、深雪の夫・真一郎がかわいそうだが、現実的な視点にたてば、問題は根深い。

どうして、家を買ったばかりのときに、妻に相談もなしに会社をやめるのか?

どうして、自分の条件に合う再就職先を決めずに、やめてしまったのか?

深雪の価値観は「夫はよい会社で働き、妻は育児をするべき」なんだろうか?

夫のピンチを助けるのは妻の役目と言う視点を持って、深雪が「自分が働く」という考えは微塵も見られない。

この夫婦は、このピンチを乗り切れるのだろうか?

『隣の家族は青く見える』に見る、不妊治療に対する男性目線

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話を主役の五十嵐奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)の「妊活」に戻してみる。

大器は、スタミナ料理と栄養ドリンクを出され、「タイミングを取りたいです」と業務連絡のように届くメッセージに、滅入る日々。

大概の男性は、「子どもは自然とできるもの」と安易に考えているから、「妊活に」必死な妻とは、「妊活」の捉え方に温度差がでてしまう。

「妊活」は、片方だけが頑張っても、安々と成功するものだ江はない。

ただ、奈々は深雪と違って「自分の考えを相手に押し付けてしまうことの不合理さ」に気がついているので、まだ救いがある。

五十嵐夫婦が最後のタイミング法に挑む『隣の家族は青く見える』第3話は、2月1日夜10時から放送される。

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まとめ

今回は、『隣の家族は青く見える』中で描かれている、女性特有の悩みや、妊活に取り組む男性の思考の甘さについて、記事を書いてみました。