神戸製鋼の改ざん、影響はどこまで?

 

KOBELCOで知られる神戸製鋼所が、アルミ製品の一部のデータを改ざんしていたとというニュースは、その影響の大きさに衝撃ですね。

データ改ざんといえば、三菱自動車の燃費データの改ざんなどなど

大手企業では、どうしてこうした不祥事が生じるのか?

神戸製鋼のアルミ部品は、自動車にも使われているということで影響範囲は一般消費者にも及ぶということで、自動車オーナーの私も気になります。

神戸製鋼のアルミ製品データ改ざんとは

 

 

神戸製鋼は今年8月末までの1年間に出荷したアルミ・銅製品の一部で、納品先に約束した製品の強度やサイズなどの条件を満たしていないにもかかわらず、添付する「検査証明書」のデータを書き換え、適正なものと偽って出荷していたという。

神戸製鋼の工場の従業員が端末を操作して偽装データを入力。

操作記録から操作者は特定されているという。

 

神戸製鋼は、納品先との契約では、製品検査の回数も決められている。

だが、検査証明書には、約束したサンプル検査の回数に満たないのに、架空の数字を書き込んで必要な検査を実施したように装った記載もあったという。

製品はいずれも、日本工業規格(JIS)が定める水準は満たし、現時点で安全面に関わるクレームはないという。

ただ神戸製鋼の改ざんは、アルミ・銅製品を手がける同社の全拠点に広がり、管理職を含めた数十人が関わったこともわかっている。

神戸製鋼は10年以上前から改ざんが行われていたとの証言もあり、長期にわたるずさんな品質管理が明らかになりつつある。

10年以上も前から、データの改ざんが行われていたということは、過去10年以内に対象部品が使われていた製品を購入したいれば、該当する可能性があるということで、消費者もうかうかしていられない。

 


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神戸製鋼のアルミ製品データ改ざんは、内部告発で発覚

 

 

今回の神戸製鋼のデータ改ざんはなぜ発覚したのでしょうか?

内部告発があったというのが、もっぱらの噂です。

      • 本来有能な人が集まっているはずの神戸製鋼の現場の人が、組織的なデータ改ざんに手を染めるプロセスは以下のようなものだったと思われます。

        ※納期によるプレッシャー

        大手メーカーほど、受注量が多く納期に対するプレッシャーは存在する。

        ※社内検査で未基準製品が見つかる

        納期が迫っており、わずかに基準に適合しない程度なら、データを書き換えるほうが得策と考えてしまう。

        ※改ざんが続く背景

        一度、データ改ざんをして発覚しなければ、日常的に繰り返されることになる。

次第に組織単位で不祥事へと発展していきます。

組織の中にどっぷり浸かれば、データ改ざんに異を唱えることなど普通なら出来ないでしょう。

それでも、組織ぐるみの不正に納得できない誰かが、マスコミにリークしたのではと考えられますね。

神戸製鋼のアルミ製品データ改ざんの影響は

 

神戸製鋼が製造したアルミ製品の納入先は、200社にも及ぶと報道されています。

自動車産業

トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、ダイハツ、スバル、スズキ

鉄道

JR東海

航空機

MRJ、ボーイング

宇宙(ロケット)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)

防衛

三菱重工

などが、主な納入先ですね。

自動車産業に至っては、ほぼ全メーカーに納入されている。

神戸製鋼のアルミ製品のデータ改ざんが10年にも及ぶということは、相当な車種に該当するのではと心配になっちゃいますよね。

日産自動車のオーナーとしては

私は、ずっと日産自動車を乗り継いできています。

日産自動車は、つい最近「未資格検査員」と言う問題が生じているだけに、今回の神戸製鋼のアルミ製品のデータ改ざんの影響は深刻かもしれません。

日産自動車は、今のところはボンネットやドアの一部に神戸製鋼のアルミ製品を使っていると発表していますが、今後の調査次第ではもっと広がるかもしれませんね。

日産自動車オーナーとしては、簡単なリコールで対処できると安心なんですけどね。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は、「神戸製鋼の改ざん、影響はどこまで?」ということで、神戸製鋼のアルミ製品のデータ改ざんについて、記事を起こしてみました。